Force/Vivid感想とか(ネタバレ)

 相次いで第2巻が発売。一番くじアニサマもスルーした勢いでリリカルパーティーもスルーする構えですがマンガの感想など。

 ふたつとも公式二次創作的な存在を逆手にとってブイブイと爆走してますね。別々の方向に。いいぞもっとやれ。

 Vividはルーテシアがすっかり大道寺知世鷺ノ宮伊澄を足して2を掛けたような別人になっています。惑星に幽閉されているはずが「出られないなら呼べばよい」ということで、あのSS04の暗い声は別人か幻聴か、あれそういえばなのはさんも全力全開で模擬戦やってるけどお体はもういいんですかと。まるでマイソフに「封じられた図書館シリーズ」を書かせたらあとは要らんからSS04は黒歴史と言わんばかり。なんとなく納得がいきませんがこれはこれで面白いから許します。

 1巻でハイディとなっていたインクヴァルトの名前の一部がクラウスにこっそり変わっています。うっかりHeidiという名前をつけて「あっこれハイジじゃん女性名じゃん」とあとで気づいたのでしょうか。

 Forceは微妙にムリヤリ裸サービスシーンを交えつつ大火力バトル方向に疾走。というかここまでするなら普通の質量兵器使っとけばよかろうと思いますが。

 マジ考証めいたことを言えば、それでも魔法ベースの兵器を使うにはいくつかの利点があります。まず実際の兵器を高いものにしがちな、誘導に関するシステムを全部魔法に任せることが出来れば、製造費もペイロード(例えば宇宙船内でとるスペースや、推進機関の負担になる質量)もぐっと軽減できます。また、誘爆の危険もありませんし、補給もギガメシ食わせとけばいいので単純になります。

 ペイロードを減らすもうひとつの方法は人の居住に関するすべての設備を略し、誘導もされない安価な無人兵器としてばら撒くことで、クラスタ弾頭の不発分や地雷・機雷は長く人々を苦しめます。あんまりアニメが扱わない戦争の一側面ですが。

 フッケパインは「夜の一族」の再話なんでしょう。その運命からどうやって主人公を救い出していくか。

 読んでて思ったのですが、アインハルトやヴィヴィオスーパー系、トーマをリアル系の主人公として、途中から合流させる偽スパロボ・ストーリーって面白そうですね。誰か書きませんか。