機動六課勤務日誌13感想+12感想

 今年のなのは公式グッズは完売に最終日までかかったそうですね。久しぶりにコミケ3日目に行ったので、機動六課勤務日誌12・13を買ってきました。

以下、/の前が著者、後がイラストの方です。

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Innocent world innocent girl 640さん/KOHTAさん

 InnocentのInnocentたるところは、まさにあらゆる物語の発端を否定するものかもしれません。すべての展開を飛ばし、悪代官が斬られ、善良な牧場主が娘を取り返し、桃太郎が富貴になって養父母のところに戻って「めでたしめでたし」になったところから始まる物語なんて……ね。物語はなくしてしまったけれど、それでも構造だけは持っている世界というのも、あるのかもしれません。

司書長と提督の捕物帳 TKさん/MADさん

 司書長と提督が捕物をします(手抜き)。うーん、私が時代劇ファンだからバイアスがかかっているかもしれませんが、もう少し捕物活劇(台詞含む)の全体に占める比重が高いものを期待したかな。まあネタを書いちゃうわけに行かんのでこういう感想しか書けないわけですが。イラストはもうこのシーンしかないですね。

翡翠と雷光の関係性 テルスさん/あきらさん

 旧シリーズの宇宙戦艦ヤマトで森雪の年齢を計算していくと、続編が重なるうちに微妙なことになるという話がありますが、まあなのはとユーノも片付かないままだと困ってしまうし、片付いてしまうと終わってしまうし、困ったものであります。まあ私だけで3回くらい結婚させてますけども。

今宵は、アイスのような甘い夢を 神楽風香さん

 何でもないことが物語になる。もちろん何かがきっかけを作るのだけど、二度と起きない事件が起きる。そういうことが子供にはあります。どうしてこんな筋とも言えないシンプルな話が? というベストセラー絵本もたくさんありますよね。

幼児遊戯-Mother is Strong- タコチューさん/johnnyさん

 尊い

 ああ、いや、その。まあ起動しちゃったものは仕方ないですよね。もっと手の込んだプロジェクトとかじゃなくてよござんした。

<13>

心からの想いの伝え方 タコチューさん/あきらさん

 自分の、あるいは家族友人の生きた印を刻みたいという思いが何かに結実することはよくあります。ただ、もう少し具体的に見たかったなとは思いました。

司書長のBlack History TKさん/KOUTAさん

 尊い。あっいやこれはさっき使った。ただこのタイトル、情報を与えすぎかもしれないわけですよ。バレるタイミングをコントロールしたり、レッドヘリング(読者を途中までだましておくための偽の誘導)を組み合わせたりすると、もっと尊くなったと思います。

翡翠と虹と夏祭り テルスさん/白山羊さん

 そういえば白山羊さんがぶんむくれたキャラを描かれるのは珍しいかも。正調なのユー、ピタッと落ちるところに落ちてますね。

花火の夜と、デリカシー 640さん/MADさん

 ディードもそうですが、コロナの反応が特にいいですね。自分では思いつかないけど、言われてみるとこういう反応をしそうです。