おとなのSS

 大人は限られたもの(予算とかヒマとかポストとか、人によっては賞とかデビューチャンスとか)を日常的に奪い合っています。あるルールに従って、それを剣に使ったり盾に取ったり。例えば管理局は市民を助けてくれたりくれなかったり。現実の市役所だってそう。でもそれは、ほんの一部でも社会を支える立場になったら、毎日繰り返すことのちょっとした変形。

 今度のSS「遠い希望」はそのあたりを強調してみました。管理外世界で戦争をしているとき、管理局員が人道目的であれ首を突っ込むのは禁止だろうと思います。ティアナがそれで悩みますが、やっぱりフェイトが制度をよく知ってて、管理局のルールを破らずに人を助けるのがティアナよりちょっと上手。そんなオハナシです。事件全体の筋は適当というか、ありがち。通勤路の居酒屋で光GENJIの曲を流してて、それで結末あたりがちょっと書き換えになったとか、そういういいかげんなものです。最初は劇場版チャンバラ映画みたいなイメージで作っていましたが、予定よりちょっと長くなって接触篇と発動篇一挙放映みたいなものに。